知っているようで知らない?日焼け止めの知識




日差しが強い日は、紫外線が気になりますよね。
そんな時の心強い味方が日焼け止めです。
しかし、日焼け止めも正しい選び方や使い方をしないと肌を守るつもりが、逆に肌トラブルの原因になってしまうことはご存知でしょうか。
知っているようで意外と知らない、日焼け止めに関する情報をお伝えします。

日焼け止め効果を表すSPFとPA

日焼け止めの効果を表すために使われている「SPF」と「PA」、この二つの違いはご存知でしょうか。
最近は両方書いてある日焼け止めも多いですし、漠然と同じようなものではないかと考えがちですが、この二つにはかなりの違いがあります。
それぞれ、どのような数値なのか詳しくご紹介していきます。

紫外線の種類

SPFとPAの違いを理解するためには、紫外線の種類を知ることが必要です。
実は普段はまとめて紫外線と呼んでいますが、紫外線にも種類があり、それぞれ、紫外線A波(UVA)や紫外線B波(UVB)という風に表記されています。
種類が違うと、私たちの皮膚に与える影響も少し違います。
紫外線Aは長時間浴びると肌を炎症させます(サンバーン)。
皮膚が真っ赤に腫れあがり、痛みを伴う日焼けはこの紫外線Aの影響です。
一方、紫外線Bの方は、私たちの体に当たるとメラニン色素を生成するように促すため、肌を一時的に浅黒く変色させます(サンタン)。
しかも、それだけではなく、B波は真皮の奥まで届き、シワやタルミの原因にもなってしまいます。
A波もB波もそれぞれ浴び過ぎると肌に悪影響を与える点は変わりません。
なお、紫外線には更に破壊力の強いC波も存在しますが、こちらはオゾン層によって阻まれるため、地表に到達する量は少ないと言われています。

SPF(Sun Protection Factor)

SPFは、紫外線の内、紫外線B波に対する防御力を表した数値です。
SPFは私たちの肌に影響を与える2種類の紫外線の内、B波の方をどのぐらい防げるのかを示しています。
「SPF15」や「SPF30」と言ったように数字と共に表記されますが、この数字は日光に当たった時に、サンバーンまでの時間が、日焼け止めを塗らなかった時の何倍になるかを示しています。
「SPF15」の日焼け止めを塗ったならば、皮膚が赤くなるまでの時間が、その日焼け止めを塗らなかった時の15倍に延びるということですね。
なお、具体的なサンバーンまでの時間は、メラニン色素の多さや太陽光の強さによって異なるため、「SPF15ならば何時間まで大丈夫」とも言えませんが、「数字が高いほど効果が強い」ということは覚えておきましょう。

PA(Protection grade of UV-A)

フルネームからも想像がつきますが、PAは紫外線A波に対する防御力を表した数値です。
紫外線A波には、肌を一時的に浅黒くする(即時型色素沈着)効果があります。
PAは日焼け止めに即時型色素沈着が起こるまでの時間をどれだけ延ばせるかを3段階で分けて評価しています。
2~4倍まで引き延ばせるものは「PA+」、4~8倍までのものは「PA++」、それより長いものは「PA+++」と表記されています。

日焼け止めの選び方

日焼け止めを選ぶ時、なんとなく効果が高いものを選べば良いと思ってしまうかもしれませんか?
日焼け止めに使われている紫外線吸収剤と紫外線散乱剤は、紫外線から肌を守る一方で、肌を刺激するために肌トラブルの原因になることもあります。
効果の強い日焼け止めは、長時間紫外線を防いでくれますが、肌への負担も強くなります。
肌を守るつもりが、肌を傷める原因を作ってしまわぬよう、目的に合った強さの日焼け止めを使いましょう。
一般的に、短時間の外出(買い物、散歩)などであれば、SPF、PA共にSPF20やPA+などの効果の弱めなもので十分だと言われています。
それ以上の効果のものは、屋外でスポーツやレジャーなどを楽しむ時に使用するようにしましょう。
また、敏感肌の方は、肌への負担が少ないノンケミカルタイプの日焼け止めがおすすめです。

日焼け止めの使い方

日焼け止めを塗るタイミングは、洗顔後の保湿をした後になります。
頬骨や額など、特に紫外線が当たりやすい場所を中心に、しっかりと塗りましょう。
メイクをする場合は、日焼け止めを塗った上から行います。
また、一度日焼け止めを塗っても、汗などで流れ落ちる可能性もあるので、効果の高いものを使用した場合でも、2~3時間に一度は塗りなおすことをおすすめします。
もう一つ大事な点が、日焼け止めの落とし方です。
既に書いた通り、日焼け止めは肌を刺激するため、落とし切らずに肌に残してしまうと肌トラブルの原因となります。
外出から帰った後は、そのままにしておかずにきちんと落としましょう。
日焼け止めを落とす時、効果の弱い日焼け止めならば通常の洗顔料やせっけんで洗うことで落とすことができます。
しかし、効果の高い日焼け止めやウォータープルーフタイプのものの場合は、専用のクレンジングなどでしっかり落とす必要があります。
特に注意して欲しいのが、体に日焼け止めを使用した場合です。
化粧をしていれば顔はクレンジングしますが、体はボディーソープのみで済ませてしまう場合もあります。
ウォータープルーフタイプの物の中には、ボディーソープだけでは落ち切らないものもあります。
最近では、専用のクレンジングでなくても落とせる日焼け止めやボディーソープだけで落とせるものも存在しますが、商品によって違うので、購入前に必ず確認しておきましょう。
また、日焼け止めを落とした後は、負担のかかった肌を労わるための保湿などのスキンケアもお忘れなく。

まとめ

日焼け止めを選ぶ時や使う時は、使用する場面と肌への負担を意識してみましょう。
帰って来た後のケアは面倒に感じるかもしれませんが、できるだけ早めに日焼け止めを落とすことで肌への負担を軽くできます。
日焼け止めを上手に使用して日差しの強い夏も乗り切りましょう。

 

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